こんにちは、みちゅママです。

どっちがいいのかな?
こんな風に思っている方が、一番気になるのって『結局それぞれ何が違うの?』ってことではないでしょうか。
我が家には現在年少の娘がいて、2歳の頃から2年弱ほど公文式に通っています。
『Z会の教材も良いよ!』というのをママ友から聞いて、併用していた時期もあります。
何か月かは併用したのですが、現在はZ会は退会して公文のみに戻りました。
そこで、今回は公文とZ会を併用した我が家が、経験も踏まえたそれぞれの特徴について、また両方を併用して感じたことまとめてみました。
- 公文式とZ会で迷っている
- 公文とZ会の違いが知りたい
- 両方経験した人の感想が聞きたい
こんな方はぜひ最後までお読みくださいね♪
公文とZ会【比較】
基本情報
公文 |
Z会 |
|
対象年齢 |
教室による | 3歳~6歳 |
学習スタイル |
通塾(週2回) | 通信教材 |
教材 |
紙教材 | 紙教材+デジタル教材 |
料金 |
月額7,150円or7,700円 | 月額1,870~2,431円 |
教科 |
算数・国語・英語 |
算数・国語・英語・自然・生活・表現 |
無料体験 |
無料体験教室あり | 無料お試し教材あり |
●公文の対象年齢は教室によります。大体は2歳、3歳~が多かったりしますが、0歳~受け入れ可な教室も中にはあります。

Z会だけでなく他の習い事と比較しても高額です。
教材の違い
公文とZ会の違いは色々とありますが、まず違うのは教材です。
どちらも基本的には紙教材ですが、内容もコンセプトもまったく違います。
公文は反復と先取り
公文はプリントをどんどんこなして先に進んでいく『先取教育』タイプです。
細かくレベル分けされたプリントをスモールステップで進み、かつたくさんの反復を行うことで定着を図ります。
お子さんのレベルで進むことができるので、何学年も先のことをやっている子もたくさんいます。
徹底的な反復をすることで、計算力や読解力を着実に育むことができますが、幼児期は反復が多いことでプリントに飽きてしまうお子さんもいます。

日々のプリントをこなすことで、「学習習慣」や「やりきる力」は付きますが、大量の反復練習スタイルが合うか合わないかもはっきり分かれる教材です。
公文の教材はスモールステップ
どの教材からスタートするかはまずはテストを実施して、レベルに合った教材からスタートします。
幼児で国語を選択した場合は、まずは運筆力を養うための「ズンズン」というプリントを行います。
ズンズン↓

ズンズンの他に、国語では「ひらがな」や「音読」のプリントもやりますが、これは子どものレベルに合わせるのでスタートのレベルはバラつきがあります。
【国語】ひらがなのプリント↓

算数も子どものレベルによりスタートする教材は違いますが、プリント学習が始めてのお子さんだと、大体は数の概念を学ぶプリントや数字を読むプリントからのスタートです。

英語はEペンシルという電子ペンを使って、英単語や英語の歌を聞いて復唱するところからです。

公文は、どの教科もレベル分けが本当に細かいので、お子さんに合ったレベルでスタートできるのが魅力です。
自主的に学ぶ力を付けるZ会
Z会は、先取り学習推奨ではなく「あと伸び力」を育むための学習をします。
「あと伸び力」とはZ会独自の考え方で、知識を詰め込むだけの学習ではなく、幼児期には五感を使うさまざまな体験をすることで、子どもの『なぜ?』といった好奇心を育て、自主的に学びに向かう力を付けることが結果的に学力も上がるという考え方。
Z会の教材は、子どもの『なぜ?』の気持ちを引き出せるよう工夫された教材になっています。
公文では全く逆の考え方で、先取り学習をを推奨しています。
確実な基礎学力をどんどん先取りしながら付けていくことで、のちの応用問題に自信を持って取り組めるようにする教材です。

Z会は楽しく取り組む教材
発達段階や年齢を考慮して作られた教材を学習をすることで、無理なく楽しく取り組む教材になっています。
年少さんでZ会に申し込むと、
- 学習ワーク:1冊(30ページ)
- 体験型教材:1冊(4回分)
- ミニ絵本:1冊
これらが毎月届きます。
Z会の学習ワーク
学習ワークはレベルとしては易しい内容かなと思います。
ただ、問題をよく読んで考えるような問題が多いので、学習ワークに関してはさくさく楽しんで進めるようなワークではありません。
『お勉強が初めて!』といったお子さんだと、お勉強要素が感じられて嫌がる可能性もありそうです。
公文は算数・国語・英語のみですが、Z会では算数・国語・英語の他に、自然・生活といったジャンルもあります。
自然や生活では、子どもの経験や興味と繋げるような内容となっていて、学習ワークですが実体験を大切にした内容が含まれています。▼

算数や国語の進度はゆっくり進みます。▼

シール貼りのワークもあります。▼

人気の体験型教材
学習ワークの他に届く、体験型の教材がZ会では特に人気です。
親子で料理・ゲーム・実験などさまざまな体験を一緒に行う教材で、好奇心を刺激したり達成感を味わえるような内容となっています。


[st-kaiwa3]娘も楽しんでやってくれました!
Z会の英語に関しては、年中から年4回配信のデジタル教材があり、タブレットやスマホで英語のリスニングやゲームができます。
プリント量の圧倒的差
こなすプリントの量は公文が圧倒的に多いです。
1カ月でこなすプリントは、
- 公文→150枚~300枚
- Z会→ワーク1冊(30ページ)
写真はどちらも1カ月でこなしたプリントの量ですが、実際に並べてみると、全然枚数が違うのが分かります。

公文では1教科あたり、1日5枚~10枚のプリントをこなすので1カ月あたり150枚~300枚のプリントをこなします。
このプリントは両面印刷なので、5枚だったとしても実質は10ページ分!!
娘は公文に2歳から通っていますが、2歳当時から宿題は各教科10枚出ました。
何枚宿題が出るのかは教室の先生にもよりますが、大体は1日あたり5枚~10枚の宿題が出る場合が多いです。

Z会のワーク学習は1冊30ページほど。
Z会のワークは楽しく終わらせられる枚数にしてあるので、公文に比べると多くはありませんがその分続けやすいです。
親の負担はどちらもある
幼児期の習い事は親のサポートが欠かせないため、親にどれくらいの負担がかかるのかも大きなポイントです。
公文:教室への送り迎え、プリントのサポート
公文は通塾スタイルなので、送り迎えが発生します。
幼児の間は親が送迎をする必要があるので、家から公文の教室が遠いと週2回の送迎は結構負担です。
ただ、公文は母子分離なので子どもが小さくても、先生に預けて親は教室から出ます。
その間はフリーの時間になるので、教室と家が近い場合はむしろラッキーになる場合があります。

プリントのサポートは公文は本当に大変です。。
幼児期の間に公文を挫折してしまう方って、子どもが辞めたいって言うよりも、親の心が折れてしまうパターンが多いんですよね。
「毎日の大量のプリントを子どもにどうやってやらせるのか悩む。。」これは幼児で公文に通っている親御さんであれば、あるあるだと思います。
でも我が家の場合は、続けていくうちに段々と習慣化していきましたよ!!
また、公文は教室の先生がいます。
子どもの勉強で悩んだ時は、相談に乗ってもらえたり、一緒に考えたりしてもらえます。
Z会でも宿題の添削や相談窓口はありますが、やはり週2回教室で実際に子どもを見ている先生とは子どもへの関わり度合いが全く違います。
宿題のサポートは大変ですが、助けてもらえる人がいるのは大きなメリットです。
Z会:学習ワークのサポート、体験型教材の事前準備&実施
Z会の学習ワークもサポートは必要ですが、こなす枚数が少ないので公文ほどの負担は感じませんでした。
体験型教材は、親のサポートの負担が大きいです。
体験型教材はまとまった時間がいる場合もあるので、休日に取り組むことが多いのですが、事前準備が必要です。
- 必要なものを用意する
- 教材を読んで手順、狙い、声掛けを調べる
例えば↓だとトイレットペーパー10~15個用意します。

思い立ってやろうと思うと「それない!!」ってことが意外とあります(涙)

こういった作業が好きなママパパであれば、楽しんでできると思いますが、面倒だなって思うタイプであれば、毎週の休日に体験型教材をやるのは結構しんどいですよね。
我が家の場合は、娘が楽しんで取り組んでくれることも多かったのですが、やっぱり準備が大変で、4回全てはできない月もありました。。
通信教材は、「やらなくても良い」という選択がすぐにできてしまうので、私のように自分に甘いタイプは『意外と継続が難しいな』と思いました。
効果
幼児の間は、効果を感じやすいのは公文です。
公文はたくさんのプリントをこなすので、吸収の早い幼児期はどんどん進みます。
我が家の場合は、公文のプリントをやるだけで娘は3歳半の頃には、100までの数字の読み書き、簡単な絵本が読めるくらいのひらがな読み、自分の名前をひらがなで書くなどができるようになっていました。
そうなると、周りからも『絵本読めてすごいね!』『え、もう数字かけるの?』なんて言われたりもするので、『あ、すごいことなんだ』と親も目に見えて効果を感じやすいです。

また、毎日のプリントをこなすことで学習習慣も付いてきました。
一方でZ会は、「あと伸び力」を伸ばす教材なので、目に見えた効果は感じにくいです。
ただ、教材を実際に使用すると、体験型教材は本当に良い教材だと実感します。
就学後に繋がる種まきのような学びが多くて、しかも子どもが楽しんでできる!!
Z会の場合は、子どもが興味をもって取り組んでくれたら、それだけでOKと思って取り組みましょう♪
就学後に学んできたことが繋がって、『あ、これ知ってる!』とどんどん伸びていくことができます。
公文とZ会【併用した感想】
公文とZ会を3カ月をほど併用しましたが、『併用はできるけど、どちらかで十分』と感じて結局Z会はやめました。
公文のプリントは「先取り」、Z会の教材は「あと伸び力」、目的が違うのでどちらもできるとは思ったのですが、実際にやってみると『幼児の間に併用してまでやる必要ないかも』と思ったのが感想です。(あくまで平凡なワーママの感想です)
両方やろうとすると公文のプリント、Z会の学習ワーク、Z会の体験教材と、それぞれの教材をこなす時間を確保する必要があるので、子どもが『親から与えらえたものをやる時間』が多くなってしまうんですよね。
幼児期は学習習慣を付けることも大切ですが、自分で『好き』『興味がある』ってものを探して何かに夢中になる時間もとても大切だと思います。
でも公文もZ会もどちらもやろうとすると、保育園児にはそんなに時間がなくなってしまう。。
また、公文のプリントは学年を超えてどんどん先に進むので、子どもの頭はフル回転でプリントをこなしています。
そこにZ会の教材が加わると子どもは何も言いませんが、やっぱりしんどいんじゃないかなと思ったんです。
我が家の場合は、先に公文を始めていて公文のプリントをやる習慣ができていたのでZ会を辞めて公文にしましたが、これからスタートするのであれば、個人的にはどちらかで十分じゃないかなと思います。
目標やお子さんにあった方を是非選んであげてくださいね。
公文とZ会【どちらがおすすめ?】
教材のコンセプトがそれぞれ違いますし、そもそも目指す目標が公文とZ会では違うので、何をお子さんに習得してもらいたいかだと思います。
- 学年を超えた学習をどんどんやっていきたい
- 運筆力を身に付けたい
- 計算力を鍛えたい
- 読解力を伸ばしたい
- 毎日の学習習慣を身に付けたい
- 先生に相談して進めていきたい
⇒こんな方は公文をおすすめします。
- 年齢に合わせた学習をして、あとから伸びる力を育てたい
- 英語・国語・算数・自然・生活を就学に向けてバランス良く学びたい
- 興味・知的好奇心を育んであげたい
- 知育に繋がるような体験をたくさんさせてあげたい
- 毎日こなす教材は多すぎない方が良い
⇒こんな方はZ会 幼児コース
をおすすめします。
まとめ
それぞれの魅力がある公文とZ会。
悩んだ時は、どちらも体験できるのでやってみるのがおすすめです。

●公文は、公式サイトから近くの教室を探して体験の申込みをします。
公文は教室の先生によって、方針や対応が違います。
お近くにいくつか教室がある場合は、それぞれ見てから入会を決めるのがおすすめです。
※1週間で2回教室が体験できます。
●Z会は公式サイトから無料体験教材が請求できます。
学習ワークは1/4カ月分、体験型教材は2回分試すことができます。
電話勧誘は全くありませんでした。
たまにメールが届きますが、受け取りたくない場合は解除も簡単です。

迷っている方の参考になると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。